八王子に新規開店される喫茶店、Coffee treeさん。STUDIO FEVE スタジオフェブのDIYサポートで青砥ご夫妻による店舗づくりが進行中です。でも今日はちょっとイレギュラー。お二人にはちと難しく技と力と手間がいる作業は、スタジオフェブが施工をさせていただくこともあります。
ということでカウンター周りの造作家具工事は、私たちの施工となりました。事前に図面を書き、材料はホームセンターやネットで調達。4mほどの長い材料は自家用車に乗らないので、ホームセンターに配達をお願いしました。その場合、材木は車上渡しで建物内までは運んでくれないのが常ですが、ドライバーさん、今日の配達はこちらが最後とのこと。なので喫茶店の中まで材木を運ぶのを手伝って下さいました。長い板材や重たい集成材がたくさんあったのでありがたかったー!
また、4メートルもの長い材料は搬入経路を考えておかないと、いざ材料が届いても部屋に入れられないという事になりかねません。なので図面でこの長さの材料がエントランスから部屋うちに入れられるか検討の上カウンターの設計を行ないました。長い材料はホームセンターのカットサービスが便利です。(ただしホームセンターによって技量は様々なので要注意)
仮組み開始です。ホームセンターで、図面通りにぴたりとカットしてもらった板材を順番に組み立てていきます。
斜めの部材(大工さんは雲すじと呼んでいたかな)は仮組用で最終的には、はずします。
レジカウンターは、かつてbulls coffeeで使っていたものですが、それが不要となったので新たに設置する方立て間に嵌め込んで再利用することにしました。
あれやこれやと組み立てるうちに、おもしろいアイディアが浮かびます。入り口から厨房が丸見えにならないよう当初は一枚の板を設置する予定でした。でも、それではなんとなく重い印象です。納得が行かずあれやこれや考えるうちに、壁に貼った杉材がまだ残っていたのでそれを使用してルーバーを設置してみたらなかなかいい感じ。
作業をやりながら、おもしろいアイディアが浮かんだらその場で変更し、より良いものをつくる。こういうことが出来るのは設計施工ならではのおもしろさです。
青砥ご夫妻が私たちを信頼して、おまかせしてくれるのはありがたいことです。
さて2日間の私たちの手による作業はここまで。あとの細かな作業は、再び青砥ご夫妻に行っていただきます。
さて、作業中あーちゃんのお父さん、順一先生が「これ良かったら使って」と持ってきて下さったのがアールヌーボー風照明スタンド。ガレ?ガレもどき?(失礼!)それを灯して本日の作業は終了。
日が暮れると喫茶店はこんな感じ。おいしいお酒が提供されそうなバーみたいじゃあーりませんか。一夜限りのなんちゃってバーテンダーさんを募って、たまにバーの日があってもいいのでは?などと妄想がふくらみます。可能性がいっぱい、楽しみです!
STUDIO FEVE(スタジオフェブ)は、東京多摩の西の端、日の出町で古さを活かすモノづくりをしています。里の風景が残る集落の片隅にある小さな古い小屋で建築設計、DIYサポート、古材家具製作などを行っています。