豊かな暮らしにヴィンテージ家具を

こちらのテーブル、八王子にアトリエを構えていた際に製作したものです。もう何年前になるでしょうか。

このテーブルの天板、実は織屋さんの倉庫に眠っていたものです。おそらく布を切るための裁ち台として使われていたと思われますが、大きくて途轍もなく重い板でした。これぞジャパニーズヴィンテージ!このままではなんにも使えない。とてももったいないので、テーブルの天板にリメイクできないだろうか。ただし、この板、いったい何キロあるのだろうかと思うほど重くて、そして大きい。この荷重に耐えきれる材料で脚と梁を設置しなくてはなりません。そこで、これまた織屋さん時代の遺構である織機に使用されていたであろう丈夫な木材をテーブルの脚として設置しました。天板を支える梁も古材を使用。若干のぐらつきはありますが、立派なテーブル兼作業台ができました。

この台の上でたくさん家具をつくったなーとしみじみ。材料はヴィンテージなので、私はSTUDIO FEVE スタジオフェブオリジナルのヴィンテージ家具と呼んでいます。(下記の写真は懐かしき八王子のアトリエ。現在アトリエは移転し、ここにはもうありません。)

この天板、畳一畳の大きさがあり、板の厚さは5㎝もあります。とにかく重くて大きい。そして現在の小さなアトリエには置くスペースがなく、いまだに元の大家さんの小屋で預かっていただいています。場合によっては、古いモノ好きのどなたかにお譲りしたいのですが、もしご興味のある方がいらっしゃいましたらご一報ください。価格などご相談に応じます。テーブルとしては8人まで、作業台としても一畳分の広さがあるのでいろいろに利用できるはずです。

STUDIO FEVEは、古さを生かしたモノづくりが得意です。DIYサポートにおいても、古いものをうまく組み合わせて空間を作ることが多いです。アンティークやヴィンテージ、ブロカント、暮らしの中でもそれらと共にありたい、そのような暮らしがお好きな方のお手伝いができたらいいなと思いながら日々モノづくりをしています。

STUDIO FEVE(スタジオフェブ)は、東京多摩の西の端、日の出町で古さを活かすモノづくりをしています。里の風景が残る集落の片隅にある小さな古い小屋で建築設計、DIYサポート、古材家具製作などを行っています。