DIYサポート 本日のCoffee tree Vol.1

暑い夏とともに熱いDIYサポートが始まっています。

八王子で今秋、新規開店予定のCoffee treeさん。オーナーの青砥ご夫妻が仲良くご自分たちの喫茶店を作っておられます。

先日から天井の塗装をなににするか悩み中です。元オフィスとして使用されていたこの場は天井材がジプトーンなんです。結構な面積があるので、この天井材のままだと事務所感がぬぐえません。

壁紙にしようかペンキにしようかいろいろと考え、最終的に水性ペンキを塗ることにしました。

天井に壁紙を貼るのは、慣れていないとかなり大変ですし、なにしろこの天井には空調機や天井点検口、照明器具などいろいろなものがついています。それらを考慮するとペンキ塗装がベストという結論に。

そこで、次に悩ましいのがペンキの色。好きな色、惹かれる色はたくさんあります。でも、空間の大きさ、テーブルやイス、カウンター、ブラインドなどトータルで考え、このお店のコンセプトであるゆったりとした時間の流れる大人な喫茶店をイメージすると自然と色味が絞られてきます。窓が大きく明るい店内なのでちょっとスモーキーで落ち着いた色味がいいかと。一般的に業者さんに頼んで工事をする場合、小さな色見本や壁紙の見本を渡されて、このなかから決めてくださいといわれかねません。でも今回はDIY。色一つ決めるのもじっくりと。

お二人がいろいろなペンキを買ってきました。ちいさなボトルはカインズで見つけたそうです。これ一個ではがき一枚分の面積が塗れます。早速お試しタイム。乾くと色味が変わってきます。小さな面積ではよくわからないので、さらに大きな面積を塗ってみます。天井をむいて行う作業はハードですし、ペンキがぽたぽたと落ちてきて、だいちゃんのシャツは絵描きさんのようになりました。

後日、新たな視点で色身をチェック。うーん、ぴんと来ないなー。

日を変えてまた違う色味を塗っていきます。さらに大きな面積に挑戦。外気温37度の日、エアコンのない部屋で汚れ防止のためにビニール製のレインコートを着ているあーちゃん。まるでサウナスーツです。ダイエット効果あるかなーと期待するあーちゃん。ジプトーンの穴ぼこを埋めるのはとっても大変です。

こうして試行錯誤すること数日、ようやく色が決まりそうです。天井は床と同じで面積も大きく、空間を左右する重要な要素です。全体を塗ってみて印象がどう変わるのか楽しみです。

STUDIO FEVE(スタジオフェブ)は、東京多摩の西の端、日の出町で古さを活かすモノづくりをしています。里の風景が残る集落の片隅にある小さな古い小屋で建築設計、DIYサポート、古材家具製作などを行っています。