常々、災害には備えておきたいと思っています。なので今回は公共のインフラが使えなくなったことを想定して、ロケットストーブの試作を作りました。
当初は、レンガでピザ窯でも作ろうかと思いましたがここは一応住宅街。(といっても目の前は畑、裏も栗畑ではありますが)近隣への煙の影響を考慮して、煙の少ないロケットストーブを作ることにしました。
ロケットストーブは、煙突状の排気管と、燃焼管、それをとりまく断熱材でつくられます。熱源には落ち葉や枯れ枝、木っ端などを使用。排気管の周りをガーデニングにも使われるパーライトで断熱することで、煙突内の温度が高温に保たれ、強力な上昇気流が発生します。このドラフト効果がロケットっぽいのでそういうネーミングなのでしょう。
煙がほとんど出ずに高い火力が得られるのでいいこと尽くしです。
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ホームセンターでステンレスの煙突を購入します 。これが 排気管と、燃焼管になります。極力お金を掛けずに手持ちの材料で作りたいと思ったので、本体はトタンの衣装ケースを使用します。今はプラスチックの衣装ケースがほとんどですが昔はトタンのものがありました。
この衣装ケースのトタンをきるには、金切りばさみが必須です。これがあれば、トタンを簡単に切ることができます。
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衣装ケースのトタンを切って平板にし、必要な部分を組み立てます。この青色がいまいちかなと思っていましたが、組み立ててみるとこのチープさがなんともかわいい。
煙突と組み立てた筒状の部分に断熱材としてパーライトを入れていきます。 衣装ケースの蓋がベースです。
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いよいよ初めての点火。ちゃんと点いてくれるかな。火が安定しない最初のうちは少し煙がでましたが、落ち着いてくると煙はほとんど出なくなります。
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暖まった排気塔の上で焼き芋を作って食べてみました。高温なのでおもったより早く焼け、ホクホクとおいしかったのですが、なにせ食べることに夢中で写真は撮り忘れてしまいました。ひとまず試作はうまくいきました。来週はこの試作1号ロケットストーブ君でどんなお料理ができるかいろいろと試してみます。新型コロナが収束したら、私たちのアトリエでロケットストーブを囲んでのサバイバルお食事会など開催したいものです。お楽しみに。
つづく
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STUDIO FEVE(スタジオフェブ)は、東京多摩の西の端、日の出町で古さを活かすモノづくりをしています。里の風景が残る集落の片隅にある小さな古い小屋で建築設計、DIYサポート、古材家具製作などを行っています。