私が スタジオフェブ の活動をはじめたきっかけは、社会問題化しているたくさんの空き家をなんとかできないものだろうかと考えたからでした。建築士として建物に関わる中で、新たに建てるばかりではなく、今ある使われていない建物をどう生かせるのか、私なりの答えを模索しています。
古さという魅力ある建物にもっとも必要なのは、そこで安心して安全に暮らせること。そのために大切なのは耐震性です。それをどう確保すべきか、私自身、自宅やアトリエ（築50年以上なのは確か）をリフォームしながら考えてきました。
そんな中での、今回の熊本や大分での地震。たくさんの建物が損壊し、尊い命が奪われました。またしても・・・
自然災害の前に私たちはなすすべもなく手をこまねいているしかないのか。建築にできることはないのか。自分の無力さを感じます。
今夜、予想される大雨の影響がどうか最小限にくいとめられますように。
そしてこれ以上、被災者の方々の数が増えませんように。
被災地において、安心して安全に暮らせる日々が一刻も早く戻りますように。