STUDIO FEVE 2016 Winter 新作家具の発表です。
といっても、私のスタジオで使う作業台なのですが。
なんども言いますが、新作なんです。
けれども、新しくない。なぜなら全て古材を使っているから。
だから新しく作った家具なのですが、アトリエの古株のような佇まい。何度も来ている管理人さんでさえ、その存在に全く気づかなかったくらいその場に馴染んでいます。
織屋さん時代の裁台を天板に利用、脚も倉庫内に転がっていたもの。脚として使った材木は、片方に鉄の棒がうちこまれており、かなりの重さで一体なんの木なのだろうと思っていました。汚れていて、拭いても真っ黒。そして、今回ようやく判明。なんとウォルナットの木でした。スライド丸鋸で切った切断面の美しいこと!緻密な木肌はつやつやでしっとりした赤味がかった色。杉や檜にはない高級感があります。廃材で転がっていた時には、まさかウォルナットだなんて思っていなかったから、思いがけない発見にテンションあがります。
そんなこんなで、新作家具が仲間入りしたアトリエは、ますます居心地の良い空間になりました。古道具屋みたいですが、古道具屋ではありません、あしからず。
STUDIO FEVE(スタジオフェブ)は、多摩 八王子でDIYのサポート・リノベーション・家具製作・建築設計を行っています。